肥満とは

肥満とは体に体脂肪が過剰に蓄積された状態のことで、ただ身長に比べて体重が重い事ではない

例えば、筋肉で体が重くなっている運動選手などは肥満とは言わない

例えば筋肉ムキムキのボディービルダーの人は体が重そうだが大会など体脂肪を絞る場合は体脂肪が3%まで絞るが普段は10%だそうだ

体重÷{身長(m) × 身長(m)}で計算できる「肥満指数」があり数値は「BMI」と呼ばれている。これが25以上は肥満に分類される

肥満が原因の病気やそのリスク

・ガンのリスクが増大

・糖尿病のリスクは2〜3倍

肥満の方の糖尿病リスクは2倍〜3倍と言われております

・高血圧

・足腰、膝関節への負担

加齢と共に筋肉量が減ってきますが、それに肥満が加わると足腰、膝関節への負担が大きくなり腰痛や膝痛などの原因となる
これからの高齢化社会において、自分で歩くことができなくなると入浴・排泄など日常生活において介護が不可欠となる可能性も高くなる

・睡眠時無呼吸症候群(SAS)

肥満の方に多いが、普通の体形の方でも顎が小さく首が太い方なら症状がでる方が多い。睡眠中に10秒以上呼吸が停止する状態が5回以上繰り返される状態起床時に熟睡した感じがなく昼間に眠気を感じるなど日常生活に影響がでる場合も多く、昼間の車の運転で事故が起こるリスクが高まる
タクシードライバーや運送業に従事している方で日常的に運転をしている方で思い当たる事がある場合は診療・治療をした方がよい

・高脂血症

血液中の脂質が基準値よりも高い状態。自覚症状がないが、心臓病などのリスクた高くなる

肥満の原因

・食べ過ぎによるカロリーオーバー

摂取カロリーが消費カロリーより多くなると、多く摂取した分は脂肪として蓄積されます
近年の食事の欧米化により、肉・パン・パスタなどカロリーの高い食事や、コンビニエンスストア、ファミリーレストランなど外食・中食の発達により手軽に高カロリーな食事や甘いデザートやスナック菓子などを口にできる環境が整い、不規則な時間の食事などが助長されるようになりました
また、深夜のアルコールや食事も肥満の原因となります

・筋力低下による代謝の低下

加齢とともに代謝が落ちて、消費カロリーが低くなることによって、摂取カロリーが消費カロリーを上回り脂肪が蓄積されるパターンと、運動不足による消費カロリーの減少と筋力の低下により脂肪が蓄積されるパターンが考えられます
仕事の残業など労働時間が長く運動する時間がなかなか確保できない方も多いと思いますが、肥満防止のためには規則正しい運動が必要で、食事だけのダイエットでは筋力が衰えて消費カロリーが減り痩せにくい体になるので注意が必要です

・慢性的な便秘

排泄により余分な脂質や糖分などが体外にでるが、便秘により体内で停滞すると、再び体に吸収される
便秘解消のため、普段から食物繊維が豊富な食事や運動を心がけましょう

遺伝による肥満

本人の意思に関わらず、遺伝によって太りやす方はいます
現在では10種類の代謝に関連する肥満遺伝子の存在が確認されており、肥満の原因は遺伝が3、生活習慣が7と言われています
最近では自分自身がどの肥満遺伝子を持っているかを確認できるので、効果的なダイエットをするために遺伝子を確認することもできます

肥満症の食事

生活習慣病の一つでもある肥満症を予防または改善する場合、食事療法と運動療法が基本と言います

肥満症を改善しようと、急激なダイエットを行う方もいますが、これは逆効果です

体に急激な負担がかかる他、リバウンドの原因にもなります

運動は負担の少ない運動から徐々に始めると良いでしょう

そして、肥満症の食事についてですが、1日の摂取エネルギーを抑えることが大原則です

間食を避け、偏食をせず規則正しく食べることが基本中の基本です

濃い味付けは肥満の元となりますので注意が必要です

肥満症の食事は治療の中でも最も重要視されています

とくに、肥満症、糖尿病の方は高血圧になりやすいので塩分は控えめにしましょう

炭水化物、たんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンを偏らないようにバランス良く摂ることが大切です

また、食物繊維は食後の血糖上昇や便通を良くする作用も期待できるので積極的に摂取したい栄養素です

体格など人によって差はありますが、自分に見合った摂取エネルギー量を心掛けたいですね

厚生労働省の日本人の食事摂取基準などを参考にすると良いでしょう

肥満治療

肥満治療は検査などで健康障害がある人に対し、病気治療と肥満の解消をする事。当たり前のことだが、健康障害の治療が優先
ただし、肥満の解消が健康障害治療となる場合が多いので、治療と同時に肥満解消を行うことが多くなる
まず、医師の診断の元で肥満のタイプなどを見てもらい、食事、運動、薬物など様々な療法でどの方法が一番良いか診察してもらうことになる
また、極端な例だが、胃を小さくするための手術をする場合もある。肥満による無呼吸症候群や高血圧などの症状があれば、まずは医師の診断の元で適切な治療を受けることが大切です
体重が増えすぎている方はいきなり運動をすると膝・腰・関節などに負担がかかりますので、これも医師の指導で、水中でのウォーキングなど今の体のコンディションに適した運動指導を受けることが大切でしょう
何事もまずは医師の診断を受けて適切な指導を受けて肥満治療することが大切です
基準としてはBMI25以上の方や、内臓脂肪型の肥満の方は一度診察を受ける方がよいでしょう

肥満児の定義

肥満児とは、標準体重より20%以上重い体重の小児のことを言います

小児の肥満は、単純性肥満症と症候性肥満症に大別され、ほとんどの小児肥満は単純性肥満症が多いと言われています

単純性肥満症とは、過剰なカロリー摂取や運動不足が主な原因だと考えられます。南米コロンビアで生後8ヶ月の赤ちゃんが母親から引き離され、療養施設に収容されたニュースが話題となりました

赤ちゃんは生後8ヶ月にして体重が19.5kgの超肥満児でした

この体重は平均的6歳児の体重とも言えます

母親自身が将来的な健康被害を心配し救いを求めたのです

赤ちゃんに対して今後、適正な体重と食生活を目指した治療が必要となり、リバウンドを防ぐために栄養や健康に関する教育も施されるようです

肥満児は放っておくと、将来的に糖尿病や高血圧などの発症リスクが高いため、長期に渡り気が抜けない状況です

とくに、乳幼児の肥満は大人になって肥満しやすい体質になる確率が高いと言われています

近年の小児肥満の出現頻度は男の子で3倍、女の子で2倍まで増えているそうです

肥満のまま大人になって、生活習慣病に悩み続けながら一生を送る可能性も大いにあるのです

そんな時代を未然に防ぐこともこれからの親の課題と言えるのではないでしょうか

肥満学会とは

肥満に対する研究と健康のための啓発のため、文部省が1977年に開始させた会

Japan Society for the Study of Obesity (JASSO)が英語表記での名称

医師、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士、農学など様々な分野の会員がいて活動をしている

肥満と肥満症の概念を明確にし、「肥満症治療ガイドライン2006」「肥満症診断基準2011」を発表した

http://okikaedietsyokuhin.com/